足立の昔がたり
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111のように太くて長いヘビが出てきた。そして大きな口を開けて、男を飲み込こもうとしているではないか。しかし、この男、昔は武士だっただけあって、とても胆きもがすわっていた。※そのうえ、腕うでにおぼえもあったの※で、恐おそれることなく、すぐに刀を抜ぬいて大ヘビに切りかかった。やがて大ヘビはバッサリと切られ、血をふき出しながら死んでいった。

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