足立の昔がたり
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家に残のこったのは、サルと赤ちゃんだけ―そのうちに、いつもはおとなしい赤ちゃんが、火のついたように泣なきだした。いくらあやしても赤ちゃんは泣きやまない。サルはそのとき、家の人が赤ちゃんにいつもしてやっていることを思い出した。それは赤ちゃんに行ぎょう水ずいをつかわせることだ。53
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