足立の昔がたり
57/152

家に残のこったのは、サルと赤ちゃんだけ―そのうちに、いつもはおとなしい赤ちゃんが、火のついたように泣なきだした。いくらあやしても赤ちゃんは泣きやまない。サルはそのとき、家の人が赤ちゃんにいつもしてやっていることを思い出した。それは赤ちゃんに行ぎょう水ずいをつかわせることだ。53

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です